県内の農業分野の賞で最も権威ある第６６回県農業賞の表彰式は９日、福島市の杉妻会館で行われた。農業経営改善部門の１個人と夫妻３組、２団体、集団活動部門・農村女性活動の部の１団体、新規就農部門の夫妻１組、復興・創生特別賞の２団体をたたえた。
県、福島民報社、県農業会議、ＪＡ福島中央会、ラジオ福島の主催。東京電力福島第１原発事故の発生から１４年が経過し本県農業の復興や地域の担い手の確保に貢献している点や創意工夫を重ねながらスマート農業の導入や独自ブランドの確立、販路の開拓に励んだ点などが評価された。
内堀雅雄知事が最高賞の農林水産大臣賞に輝いた南相馬市小高区の紅梅夢ファームの佐藤良一社長に賞状を贈った。福島民報社の芳見弘一社長が会津若松市の岩渕薫さん、公美さん夫妻に県農業賞の賞状とクリスタルガラスの盾を贈呈した。
県農業会議の鈴木理会長、ＪＡ福島中央会の原喜代志会長、ラジオ福島の横山貴一社長も受賞者に賞状などを手渡した。