JR磐越西線の新津駅(新潟市)―会津若松駅を結ぶ臨時列車「SLばんえつ物語」は8月末で100万人乗車を達成した。福島県会津若松市のJR会津若松駅では13日、達成を記念し、乗客をもてなそうと地域関係団体らが出迎えた。
会津若松観光ビューローやびゅう會津会、JR東日本などから約30人が参加した。新津駅から約200人を乗せ、新しいデザインのヘッドマークを付けた列車がホームに入ると、関係者が横断幕を掲げ乗客を歓迎した。改札内では記念シールが貼られた菓子や同列車がモチーフのステッカー、箱ティッシュなどを笑顔で手渡した。
びゅう會津会長で会津東山温泉観光協会長の平賀茂美さん(70)は「会津の観光に大きく寄与しており、運行が長きにわたってありがたい。これからも観光客を精いっぱい出迎えたい」と話した。SLばんえつ物語は1999(平成11)年から走っている観光列車で、昨年は運行25周年を迎えた。