福島県葛尾村の移住イベント「りりりの日」は27日、村宿泊交流館みどりの里せせらぎ荘で開かれた。村民や村への移住者が村の未来や移住の魅力を語り合った。
村移住・定住促進支援センター「こんにちは かつらお」が主催し、2部構成で展開した。第1部では東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生前からの村の居住者と、震災発生後に村に移住した住民によるトークセッションを繰り広げた。
村にUターンした金丸浩枝さんと志賀成子さん、移住者の大山里奈さんと余田大輝さんが登壇。村での暮らし、葛尾の好きなところなどを話した。志賀さんは村の良さの魅力について、「すれ違えばみんながあいさつする。全員が知り合いみたいな場所」と村民の温かさを紹介した。
第2部はワークショップを行い、来場者を含め参加者全員で村への思いを共有した。終了後、「御食事処 政」で飲食を囲みながら親睦を深めた。
イベントの様子は村移住・定住促進支援センターが年末に発行する予定の冊子「りりりのり」に掲載される。
(相双版)