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初の「ふくしま ふたば合同夏祭り」で避難者と市民が交流深める 福島県郡山市

2022.08.17 09:45
おおくま町物語伝承の会が披露した絵おと芝居

 東京電力福島第一原発事故で多くの避難者を受け入れた福島県郡山市で16日、初めての「ふくしま ふたば合同夏祭り」が催された。

 市内のNPO法人や富岡町社会福祉協議会などでつくる実行委員会の主催。災害公営住宅で暮らす住民や郡山市民が交流する場を設けようと実施した。

 市内の西部体育館で、郡山芸妓組合による「うねめ踊り」や富岡町さくら文化・スポーツ振興公社の健康体操などが繰り広げられた。おおくま町物語伝承の会が紙芝居と舞踊、唄を組み合わせた「絵おと芝居」を披露し、東日本大震災後の出来事や故郷への思いを表現した。会場には出店などが並び、来場者でにぎわった。

 富岡町出身で、災害公営住宅に住む女性(80)は「コロナ禍で近所付き合いが薄れていたが、久々に友人と会えて楽しかった」と述べた。実行委員会のNPO法人コースター代表理事の坂上英和さん(36)は「今後も地域を超えて交流する機会をつくりたい」と話した。