ふくしま復興サイクルシリーズ「ツール・ド・ふくしま2025」は6日、開幕した。初日は福島県の浜通りなどでサイクリング部門の「ふくしま復興ライド120」(全長123キロ)、「いわき浜海道ライド70」(同75キロ)、「あぶくま山岳グルメライド40」(同44キロ)の3コースに約500人が参加した。東日本大震災、東京電力福島第1原発事故からの復興に向けて歩みを進める福島県の現状と魅力を感じながら、海沿いや山間部など多彩なコースを駆け抜けた。
このうち、「ふくしま復興ライド120」は楢葉町から富岡町までの県道広野小高線(浜街道)の海岸線や川内村など木々の緑が映える山間部の景色を堪能。地域色豊かな食も味わった。メインのスタート・ゴール地点の天神岬スポーツ公園で開催記念レセプション「ナショナルサイクルルート(NCR)フェス」を開催。松本幸英楢葉町長、主催する福島民報社の芳見弘一社長らがあいさつで東北初のNCR指定や被災地の印象の更新などに期待を込めた。