広島市で開催された広島平和記念式典に参加した小野中の生徒4人は8月25日、小野町の同校で報告会に臨んだ。原爆投下から80年を迎えた現地での学びの成果を披露し、戦争の恐ろしさや平和の尊さを訴えた。
戦争を知らない世代が増える中、平和の大切さや核兵器の悲惨さに理解を深めてもらおうと2022(令和4年)度から毎年、中学生を派遣している。
事業に参加したのは村上楓さんと松本一真さん、長久保咲愛さん、佐藤美音さんの2年生4人。8月5~7日の日程で広島を訪問。原爆死没者慰霊祭や式典に参列したり、原爆ドームを見学した。第1回全国こども平和サミットにも参加した。
報告会では撮影した写真や動画を紹介しながら「被ばく者の話や資料館の展示は現実とは思えないほど悲惨だった」「平和のために自分たちができることに取り組みたい」などと発表した。
発表を聞いた生徒らは平和への誓いを新たにしていた。
(県南版)