福島県南相馬市で発掘された豊富な化石の魅力を伝えようと、市博物館は市内鹿島区のセデッテかしまと原町区の道の駅南相馬で「ジュラシックワールド南相馬」を催し、化石の展示やレプリカ作りなどの体験コーナーを設ける。
南相馬市は古生代から新生代までの地層が分布し、多種多様な化石が見つかっている。ジュラ紀から白亜紀にわたる「恐竜時代」のさまざまな化石が発見されている成果を、広くアピールしようと企画した。
セデッテかしまでは13、14の両日午前10時から午後3時まで開催する。常磐自動車道南相馬鹿島サービスエリア(SA)野外催事スペースに、市内で発見された恐竜の足跡の化石を展示する。同じ時代の地層から発掘されたアンモナイトや植物も並べ、一部は触れることもできる。
また複製した化石の上に紙を乗せて色鉛筆でこすり凹凸や模様を写す「フロッタージュ」の体験を行う。植物を中心とした本物の化石が当たる抽選もある。
道の駅南相馬でのイベントは20、21の両日午前10時から午後3時まで。化石の展示やフロッタージュのほか市内から見つかったアンモナイトや巻き貝、サメの歯の化石から採取した型にプラスチック粘土を入れ、複製品作りを体験する。化石の模様を記したプラスチックアクセサリーやトートバッグ作りも行う。
問い合わせは市博物館へ。
(相双版)