6日に開幕した郡山市出身の俳優・故西田敏行さんの功績を伝える企画展「郡山市名誉市民 西田敏行展『愛してるぞ~い!』」では市立美術館、市歴史情報博物館、タワーレコード郡山店の3会場で古里を愛した名優の功績や歩みを伝えている。
美術館では「名優」をテーマに、映画「釣りバカ日誌」シリーズやNHK大河ドラマ「翔ぶが如く」「八重の桜」をはじめ、出演作品の写真やポスター約150点が並ぶ。永山多貴子館長は「多くの役を演じた西田さんの多才さを感じてほしい」と話している。
博物館では「郡山人」を掲げ、古里のために尽くした西田さんの姿を紹介。小原田中時代の写真など約20点を飾っている。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生から半年後の2011(平成23)年9月に市内で開かれた「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追(福島民報社主催)」に出演した際の映像などをまとめた約30分の動画を上映している。嶋根裕一館長は「福島に寄り添ってきた西田さんに会いに来てほしい」と呼び掛けている。
タワーレコード郡山店は「音楽」をテーマに代表作「もしもピアノが弾けたなら」などのCDを展示。「あの街に生まれて」のジャケット写真なども飾っている。油座友里恵店長は「西田さんが残した音楽を受け継ぎたい」と話した。
企画展は市の主催で28日まで。全会場入場無料。美術館と博物館は午前9時30分~午後5時(入館は同4時30分)で、月曜(祝日の場合は翌日)休館。タワーレコード郡山店は午前10時~午後8時。各会場を巡るスタンプラリーも行い、3つ集めた人にオリジナルステッカーを贈る。
(郡山版)