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【SDGs 福島から未来へ】浪江JC 住民や企業の意識向上

2021.11.21 16:06
会員が勤める会社の事例を紹介する浪江JCの会員

 浪江町の浪江青年会議所(JC)は国連で制定されたSDGsに基づき、二〇三〇(令和十二)年までに持続可能な地域の実現を目指す。メンバーが起点となって推進し、地域住民や企業に取り組みを波及させるのを目標に活動している。

 昨年度までにメンバー間でSDGsの知識を身に付けるためのセミナーを開催してきた。今年度はメンバーの所属する会社や活動エリア内の自治体に対象を広げた勉強会を実施し、参加者のSDGsに対する意識向上につなげた。

 JCのメンバーが勤務する会社でもSDGsに基づいた活動が繰り広げられている。今後は地域の住民にSDGsの重要性、取り組むことで得られる効果などを伝えていく。


◆浪江や大熊とタイアップ宣言

 日本青年会議所のSDGs推進宣言に賛同した浪江JCは今年、浪江、大熊の両町と「SDGs推進におけるタイアップ宣言」に署名した。今後は、葛尾村や双葉町とも宣言に署名する予定。


◆鈴木貴仁SDGs推進委員長

個人や小さな会社でもできることがある。一人一人が地域の問題に寄り添い、SDGsへ寄与することが、子どもたちの世代まで地域を残すことにつながる。大切な町を残していきたい。


◆主な取り組み

■廃材を遊具に
・本来は捨てる廃材を再利用し、子どもの遊具に変えていく

■健康づくりにノウハウ
・スポーツチーム運営のノウハウを生かし、住民の健康づくりに寄与する

■貧困国のワクチンに貢献
・ペットボトルのキャップを回収し、貧困国の子どもたちへのワクチンへ変える取り組み

■ゼロカーボンシティ実現へ活動
・水素自動車や電気自動車の運用への支援によるゼロカーボンシティー実現に向けた取り組み

■フードロス削減
・フードロス削減のために「てまえどり」を推奨する