家庭クラブが地元食材を使った商品開発に取り組んでいる。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被災地の活性化に貢献している。
原発事故の風評を払拭しようと3年前から始まった。2025(令和7)年度は、いわき市産のイチゴを使ったジェラートの商品化を進めている。市内や茨城県でスーパーなどを展開するマルトや乳製品製造・販売を手がける木村ミルクプラントと連携している。生徒らは味のバランスや商品名、パッケージデザインに工夫を凝らす。29日に催される校内文化祭での販売を皮切りにマルト各店でも取り扱う予定。
その他、ペットボトルキャップの回収やフードドライブも行っている。
家庭クラブ会長の渡辺れのさん(3年)は「多くの人に手に取ってもらい、いわきや福島の魅力を知ってほしい」と話している。