電気科の3年生が電気で動く自動車「EVカート」を自作し、脱炭素社会の実現に向けてガソリンなど化石燃料に頼らない車両について学んでいる。
課題研究の一環として2022(令和4)年から始め、毎年モーターを作っている。今年は風力や太陽光で発電した電気を充電できるバッテリーの仕組みを考えている。
走行距離を競うレース大会への出場や市内でのイベントにEVカートを出展し、EVが脱炭素化に有効であることを紹介している。県内の高校生らがEVカートで競う「相双EVレース大会」を同校が主催している。
EVカートの開発を進める木幡蓮(れん)さん、高橋颯太(そうた)さん、只野恵大(けいた)さん(いずれも3年)は「EVレース大会の活動が広まり、多くの人に地球温暖化を食い止める取り組みを理解してほしい」と話している。