小、中学生を対象にした「新聞から学ぶSDGs講座」は6日、福島県いわき市のいわき総合図書館で開かれた。
新聞に親しむ環境づくりと、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む人材育成を目指して同図書館が企画した。福島民報社の渡部育夫地域交流部長が参加者10人に対し、社会のさまざまな課題を伝える新聞記事を基にSDGsの背景や意義を説明。東日本大震災や東京電力福島第一原発事故からの復興に向かう本県の取り組みがSDGsにつながることも伝えた。
柳内博明館長は「新聞を読んで世の中の動きを知り、持続可能な社会づくりの担い手になってほしい」と参加者に呼び掛けた。泉小6年の秋元陽葵(ひまり)さん(12)は「未来のために自分でできることがたくさんあると分かった」と話した。