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ヤギやポニーが「食務」 ダム周辺で除草 見守りボランティア募集 福島県三春町

2023.08.11 17:00
雑草などを食べるヤギ

 福島県三春町の三春ダム周辺で、ヤギやポニーが雑草を食べて除草する「食務」に励んでいる。さくら湖流域協働ネットワークが国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて取り組み、誘客にもつながるとして注目されている。動物を見守るボランティアを募集している。

 町内の牧場から借りたヤギ4頭、ポニー3頭が5月から、ダム周辺の斜面などの草を食べている。草刈り機を使って作業するのに比べ、燃料や人件費の削減、騒音防止などにつながっている。草を食べる動物の愛らしい表情を観察でき、遠方から訪れる人もいるという。

 7月からは除草作業中の動物を見守るボランティアを募集している。1時間協力すれば三春ダム資料館にある「喫茶フォーレ」や近くの「三春の里 田園生活館」で使える割引券を贈る。動物の体調観察や水の補充、来場者への注意喚起などが業務で、中学生以下も保護者同伴で参加できる。関係者は「明るい〝食場〟なので、気軽に参加してほしい」と呼びかけている。

 ボランティアの申し込みは9月30日まで「喫茶フォーレ」で受け付けている(定休の月曜日は三春ダム管理事務所)。受付時間は午前10時から午後3時。