福島県会津若松市の若松ガスは年度内にも、カーボンニュートラルのガソリンを導入し、社有車から排出される二酸化炭素(CO2)削減に取り組む。
社有車は100台以上で、ガソリンの年間使用量は約130キロリットルに上る。省エネに努めた上で、カーボンクレジットを購入して車のCO2排出量を相殺する。年間310トンを削減できる見込みだという。
同社はこれまでもSDGsを積極的に推進してきた。今年4月にはカーボンニュートラルの液化天然ガス(LNG)と液化石油ガス(LPG)、電気の利用を始めており、年間で計約1000トンのCO2削減につなげる計画だ。
先日はSDGs宣言を行い、カーボンニュートラルのエネルギーの導入による温室効果ガス削減を盛り込んだ。小山征弘社長は「宣言はこれまで実施してきた環境経営、健康経営、地域貢献の取り組みを統合し、強化する内容だ。ハードルは高いが、目標をしっかり達成したい」と話している。