300キロOKの車いす配備

大相撲控え、会場近くの医療施設

2025/07/11 11:33

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有

 大相撲名古屋場所を控え、体重300キロまで対応できる超特大の車いすが、会場のIGアリーナ近くの名古屋市立大医学部付属西部医療センター(同市北区)に配備され、11日に贈呈式が開かれた。現役最重量252キロの三段目出羽ノ城さんが試乗し「相撲はけがと隣り合わせのスポーツ。大きな車いすがあると安心する」と笑顔で話した。

 車いすはドイツ製。座面は幅80センチ、奥行き50センチで、同センターによると、世界最大級という。老人ホームなどを運営する名古屋市の企業が市に寄贈した。

 けがをした力士の他、来年開催の愛知・名古屋アジア大会とアジアパラ大会に参加する選手の利用も見込む。