
【北京共同】中国共産党中央規律検査委員会と国家監察委員会は6日、前証券監督管理委員会主席の易会満氏を重大な規律・法律違反の疑いで調査していると発表した。詳細は明らかにしていないが、金融監督に絡んだ汚職の可能性がある。
易氏への調査はロイター通信が5日に報じていた。同通信は関係者の話として、親族が不当な利益を得た可能性があるとしている。
易氏は大手国有銀行、中国工商銀行の会長などを経て、株式市場を監督する証券監督管理委のトップに2019年に就任。24年まで務めた。現在は共産党中央委員として国政助言機関、人民政治協商会議(政協)の経済委員会副主任に就いている。