鬼怒川堤防決壊から10年

常総市、防災意識向上進む

2025/09/10 05:29

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有

 茨城県常総市の鬼怒川の堤防が決壊した2015年9月の関東・東北豪雨から10日で、10年を迎えた。常総市は「被災した市から、災害に強い市へ」とのスローガンを掲げ、防災倉庫の整備や防災教育、自主防災組織の設立などを支援し、意識向上に注力してきた。

 神達岳志市長は「10年前から格段に意識が上がっている」と胸を張る。市民向けには、気象情報や河川水位などに応じて、個人が取るべき行動を事前に時系列で整理しておく「マイ・タイムライン」を作ってもらう取り組みを進めた。市内では7割程度の認知度があるという。