
将棋の第66期王位戦7番勝負第6局は9、10の両日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、先手の藤井聡太王位(23)=竜王・名人・王座・棋聖・棋王・王将との七冠=が151手で挑戦者の永瀬拓矢九段(33)を破り、4勝2敗で防衛、6連覇を果たした。通算タイトル獲得数を31期に伸ばし、歴代4位の渡辺明九段(41)と並んだ。
藤井王位は前期の王位戦7番勝負で勝利し、連続5期獲得により、棋聖位に続いて自身二つ目の「永世称号」を手にした。今後のタイトル戦は、4日にシンガポールで開幕した王座戦5番勝負(藤井王位の1勝0敗)で3連覇を目指す。