
中谷元・防衛相は12日、航空自衛隊のF35Bステルス戦闘機が配備された新田原基地が所在する宮崎県新富町の小嶋崇嗣町長と防衛省で面会した。小嶋氏は、防衛省が計画する同基地での垂直着陸訓練について、深刻な騒音が懸念されるとして反対し、見直しを要請した。騒音調査や周辺住宅の防音工事の実施を求めた。
中谷氏は、日本の防衛にF35Bの戦力化は不可欠だと説明。「地元の意向を踏まえ、真摯に対応していく」と語った。
防衛省は垂直着陸訓練に関し、基地建設中の鹿児島県・馬毛島で行うと説明してきたが、工期が遅れ、新田原でも実施する方針に変更した。