地方財政安定化を首相に訴え

減税論巡り、11県知事

2025/09/12 18:26

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 岩手や山梨など11県の知事は12日、官邸で行われた石破茂首相との意見交換会に出席し、消費税などの減税論を巡り、地方財政の安定化が重要だと訴えた。終了後、山梨県の長崎幸太郎知事が記者団に「減税一本やりの議論がされているが、このまま行くと(税収減で)地方財政は成り立たない。認識は共有できたと思う」と話した。

 岩手県の達増拓也知事は、政府が地方創生を進めた約10年間で東京一極集中はむしろ加速したと指摘し、地方に民間投資を呼び込む政策が必要だと強調。三重県の一見勝之知事は「人口減少対策庁」が必要だと指摘した。

 石破首相と知事の意見交換会は今週3回に分けて実施され、計29府県知事が参加した。