井上尚弥、判定勝ちで防衛

松本が新王者、武居は陥落

2025/09/14 21:35

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 ボクシングのトリプル世界戦は14日、名古屋市のIGアリーナで行われ、世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(大橋)は世界ボクシング協会(WBA)同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)に3―0で判定勝ちし、主要4団体の王座防衛に成功した。

 32歳の井上尚は優位に進めながらもダウンを奪えず、連続KO勝利は11で止まった。世界戦の判定勝ちは2019年11月以来。世界戦26連勝はジョー・ルイス、フロイド・メイウェザー(以上米国)と並んで、史上最多。戦績は31戦全勝(27KO)となった。

 WBAミニマム級王座決定戦で、同級2位の松本流星(帝拳)が同級1位の高田勇仁(ライオンズ)を5回1分26秒、3―0の負傷判定で下して新王者となった。偶然のバッティングで高田の試合続行が不可能となり、採点で松本が上回った。

 世界ボクシング機構(WBO)バンタム級タイトルマッチで、王者の武居由樹(大橋)は同級1位クリスチャン・メディナ(メキシコ)に4回1分21秒、TKO負けを喫し、3度目の防衛に失敗した。