
【エルサレム、ドーハ共同】ルビオ米国務長官は14日、イスラエルを訪問した。ネタニヤフ首相らとパレスチナ自治区ガザ情勢を協議し、イスラム組織ハマス拘束下の全人質解放に向けた連携を改めて確認。一方、イスラエル軍がハマス幹部を狙って空爆を実行したカタールでは14日、アラブ諸国の首脳会議に向けた準備会合が開かれた。
カタールの国営通信によると、首脳会議は15日に首都ドーハで開催予定。イスラエルの空爆を非難し、連帯を確認する狙い。カタールはガザの停戦交渉の仲介国で、イスラエルの空爆により交渉の先行きの不透明さが増している。
訪問に先立ちワシントン郊外で取材に応じたルビオ氏は、イスラエルによるカタール空爆について「われわれは不満でトランプ米大統領も同様だ」と改めて表明した。ただ、米イスラエルの関係は強固で「そうあり続ける」と強調した。イスラエル到着後、ネタニヤフ氏と共にエルサレム旧市街の「嘆きの壁」を訪れ、祈りをささげた。