
沖縄県名護市の渡具知武豊市長(64)は17日の市議会本会議で、任期満了に伴う市長選(来年1月18日告示、同25日投開票)に3選を目指して立候補すると表明した。「物価高騰対策などまだまだ取り組むべき課題がある」と述べた。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設の是非が主な争点となる。
渡具知氏は、移設の是非を問われ「私の発言によって工事が加速する、あるいは止まることはない。市長としてすべきことは市民の不安を払拭するための手段を講ずることだ」と説明した。
市長選には移設に反対する勢力「オール沖縄」が支援する名護市議の翁長久美子氏(69)も出馬の意向を示している。