
【ラマラ共同】パレスチナ自治政府のアガベキヤン外相は21日、日本がパレスチナの国家承認を見送る方針を表明したことに「失望した」と語った。「平和を愛する日本が可能な限り早く考えを変えることを願う」と訴えた。ヨルダン川西岸ラマラで共同通信の単独インタビューに応じた。
岩屋毅外相は19日の記者会見で、事態がさらに悪化しパレスチナの国家樹立が困難となりかねない状況になった場合、国家承認を検討する必要があるとの認識を示した。これに対し、アガベキヤン氏は「どれほど検討の時間が必要なのか。(パレスチナ自治区)ガザで虐殺が起き、西岸ではイスラエルによる違法な入植活動が続いている」と述べた。