夕暮れ時や夜間の歩行者の交通事故を防ぐため、警視庁は24日、靴などに付ける反射材の普及推進役に東京バス協会と、「東京靴流通センター」など靴販売店を運営するチヨダを任命した。バス会社の営業所や販売店を訪れた高齢者に反射材シールを配ってもらう。
警視庁本部での式典で、バス協会の古川卓会長は「夜間、運転者が早めに歩行者を認知することに役立ててほしい」、チヨダの町野雅俊社長は「靴やバッグに付けてもらえるよう活動していく」と述べた。
警視庁によると、2020~24年、都内の歩行者の事故死者数は7~9月の計62人に対し、日没が早まる10~12月は計107人だった。高齢者が目立つという。