
9月末で退任するスポーツ庁の室伏広治長官(50)が26日、最後の定例記者会見に臨み、10月1日付で新たな長官に就任するパラリンピックの競泳男子視覚障害クラスの金メダリスト、河合純一氏(50)に向け「いろいろな苦労、苦難もあるだろうが、乗り越えてスポーツ政策推進に全力を尽くしていただきたい」とエールを送った。
室伏氏は2020年に就任し、5年の任期満了を迎える。在任中は部活動の地域展開(地域移行)をはじめとする政策に取り組んだ他、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との連携など独自色も出し「何があってもやり抜こうと思い、覚悟を決めてこの職に専念してきた」と振り返った。