
バスケットボールのBリーグは26日、東京都内で総会と理事会を開き、島田慎二チェアマン(54)の再任を決めた。規定により最終の4期目となる。来年秋には新たな最上位カテゴリー「Bリーグ・プレミア」が始まり、昇降格制度の廃止などリーグは転換点を迎える。東京都内で記者会見した島田氏は「未来にとっていい状況になるための種を植え、いいパスを出せる2年間にしたい」と改革の実行へ決意を口にした。
10季目が始まるBリーグは着実にファンを増やし、事業規模も順調に成長している。島田氏はマニフェストで、当初2028年度を目標としていた事業規模800億円の達成を26年度に前倒しすることなどを掲げた。「たくさん努力したのはクラブだが、その飛躍をプッシュできたのではないか」と成果を口にした。
島田氏は日本バスケットボール協会の新会長候補にも挙がり、27日の評議員会と理事会で正式決定する。チェアマンの選考過程では兼務の是非が論点となったが、「『ALLバスケ』の視点で一体的な取り組みが可能」などとして推薦された。