
パナソニックホールディングス(HD)が、京都府京田辺市にグループ最大の物流拠点を構え、9月から本格稼働させている。競争力強化を目的に、関西の9カ所に点在していた物流倉庫を統合した。年間10億円程度の経費削減を目指す。
倉庫面積は約11万1700平方メートル。照明類やエアコンなど、国内外の工場から集まる約1万2千種類の住宅関係の商材を保管する。1カ所にまとめたことで、取引先への配送距離を全体で10%減らした。
グループで倉庫を共有するのは国内では初めてで、これまでHD傘下の事業会社ごとに異なっていた物流業務のシステムを統一した。倉庫内の自動化もさらに進め、業務の効率化を図る。