イラン大統領、欧米猛批判

制裁発動、「邪悪で下劣」

2025/09/29 21:12

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 【テヘラン共同】イランのペゼシュキアン大統領は29日、首都テヘランでの会合で、欧米諸国を念頭に「邪悪で下劣な者たちに屈服することはない」と述べた。国営テレビが報じた。対外融和を掲げ穏健派とされてきたペゼシュキアン氏が欧米諸国を激しい言葉で非難するのは異例。イランの核開発を認めない米国や、核問題を巡る対イラン国連制裁の再発動を主導した英仏独に猛反発した形だ。

 ペゼシュキアン氏は国連制裁の再発動を受け「彼らはわれわれがひざまずかないから制裁を科している」と強調。「イラン国民を屈服させようなどというのは欧米諸国の夢物語に過ぎない」と述べた。