石井章元参院議員を在宅起訴

公設秘書給与詐取の罪

2025/09/30 16:40

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 東京地検特捜部は30日、国から公設秘書の給与計約820万円をだまし取ったとして、詐欺罪で石井章元参院議員(68)=日本維新の会除名=と事務所の事務を統括していた大川香留会社員(60)を在宅起訴した。

 起訴内容によると、2人は共謀し、2021年4月、参院事務局に公設第2秘書を採用したと虚偽の届け出をし、同5月~22年10月に給与などの名目で計約828万円を詐取したとしている。

 特捜部は今年8月、石井被告の事務所などを家宅捜索。押収資料の分析や、事務所関係者らへの聴取を進めていた。石井被告は維新から除名処分を受け、9月1日に議員辞職した。