
アプリケーションソフトからネットワークセキュリティーシステムなどの開発、運用、維持、管理まで、幅広いサービスで中小企業の電算部門をサポートする。
「プラスアルファの発想でベストソリューションを提供する」をモットーに、時代とともに変化する顧客ニーズに対応した業務システムなどを作り上げる。二〇〇八(平成二十)年には、インターネットの普及と携帯電話のメール機能充実を背景に、一斉連絡システム「連絡王」を構築。電話連絡網の代用にとどまらず、既読確認や回答集計なども可能にした。
市民の安心、安全な生活を守るため手腕を発揮している。新型コロナウイルスの感染情報をメールで知らせるシステムが、いわき市のプロポーザルで選定され、「あんしんコロナお知らせシステム」として市内の飲食店などに導入されている。登録した人に買い物券などを抽選で付与する機能も備えており、コロナ禍での地域経済の活性化にも役立っている。
大学の研究機関などとともに、風力発電機に使われるネジの劣化監視システム実現に向けた研究にも取り組んでいる。新たなアイデアと技術力でグローバルな躍進を目指しており、鈴木雅之社長(58)は「ICT技術を通して、人々の生活を豊かにする」と熱い思いを抱く。
■メモ
▽設立=1997(平成9)年10月
▽社長=鈴木雅之
▽従業員数=59人
▽住所=いわき市小名浜大原字丁新地211の1
▽電話番号=0246(92)0333