第6回ふくしま産業賞 特別賞 追分(福島) ワイン文化を身近に

2021/01/28 22:48

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 酒類の業務卸・小売業を営み、特にワイン関連の事業に力を入れ、地域活性化につなげている。

 一九一六(大正五)年、福島市に開業した八百屋がルーツ。一九五七(昭和三十二)年の法人化に合わせ、市内に酒類専門店「追分」を開設した。三代目の追分拓哉社長(74)は二十七歳の時に訪れたドイツでワインに出会い、魅力に取りつかれた。当時の日本ではなじみが薄かったが、人気になることを見越して輸入販売を始めた。

 福島市のJR福島駅近くでワインブティック&ベーカリーカフェ「midi(ミディ)」を経営している。ワインを身近に感じてもらおうと、ワイン販売店とカフェを併設し、二〇一九(令和元)年十二月にオープンした。ソムリエの資格を持つ店員が多彩な品々から、客のニーズに合う銘柄を紹介している。

 ソムリエやワインエキスパートなど資格取得者を県内で増やす事業を展開している。二〇一六(平成二十八)年から資格試験を前提としたセミナーを開き、これまでに計三十八人が合格した。追分社長は「(合格者)百人を達成できれば、ワイン文化を県内に広める大きな力になる。ワインを核に、地域づくりに貢献したい」と戦略を練る。

■メモ

▽設立=1916(大正5)年

▽社長=追分拓哉

▽従業員数=101人

▽住所=福島市南中央二丁目29の3

▽電話番号=024(534)3784