逆境乗り越え産業県へ ふくしま産業賞 第6回表彰式 フロンティア・ラボ(郡山)知事賞

2021/02/06 09:15

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内堀知事から知事賞の盾を受けるフロンティア・ラボの渡辺社長(右)
内堀知事から知事賞の盾を受けるフロンティア・ラボの渡辺社長(右)
芳見社長から吉野彰トロフィーを受ける福島大おかわり農園・お米プロジェクトの高村代表(中央)と磯田さん(右)
芳見社長から吉野彰トロフィーを受ける福島大おかわり農園・お米プロジェクトの高村代表(中央)と磯田さん(右)

 福島民報社の第六回ふくしま経済・産業・ものづくり賞(ふくしま産業賞)の表彰式は五日、郡山市のホテルハマツで行われた。郡山市のフロンティア・ラボに最高賞の知事賞、いわき市の磐城高箸に福島民報社賞が贈られた。学生部門では、ノーベル化学賞を受けた吉野彰旭化成名誉フェローの名前を冠した最高賞「吉野彰トロフィー」に選ばれた福島市の福島大おかわり農園・お米プロジェクトをたたえた。新型コロナウイルス感染拡大など厳しい環境が続く中、受賞者は連携を深め、世界一の産業立県を目指すと誓った。


 内堀雅雄知事がフロンティア・ラボの渡辺忠一社長に知事賞の賞状と盾を手渡した。福島民報社の芳見弘一社長が磐城高箸の高橋正行社長に福島民報社賞、天栄村のアルファ電子の樽川千香子専務と、楢葉町の福島SiC応用技研の鳥井芳朗副工場長に福島民報社奨励賞を贈った。金賞二件、銀賞六件、特別賞二十五件、復興貢献賞一件と合わせ三十八件を表彰した。

 知事賞を受けたフロンティア・ラボの渡辺壱副社長兼マーケティング部長は自社の取り組みを紹介し、「福島発の技術、製品を世界中に広めていきたい」と思いを語った。

 学生部門の表彰では、芳見社長が福島大おかわり農園・お米プロジェクトの高村爽代表(経済経営学類四年)に吉野彰トロフィー、賞状を手渡した。高村代表と磯田弥玖さん(食農学類二年)がプロジェクトの概要を説明。二人は「今後も県産農産物の信頼を取り戻すため力を尽くしていく」と言葉に力を込めた。この他、学生金賞一件、学生銀賞六件、学生奨励賞九件の計十七件を表彰した。

 ふくしま産業賞は、福島民報社によって二〇一五(平成二十七)年度に創設された。事業所の取り組みを顕彰するとともに、全国に誇る福島の技やものづくり精神を一層盛り上げ、地域活性化につなげるのが目的。今回は過去最多となる百十三件(百十五社・団体)の応募があった。学生部門には高校、大学、専門学校などから昨年より一件多い二十六件のエントリーがあった。

 福島大地域創造支援センター客員教授の西川和明氏が座長を務める専門委員会が、選考委員会に諮る五十二件、学生賞候補の二十二件を選んだ。選考委員会では、委員長で元旭化成社長の蛭田史郎氏(いわき市出身)、元日本弁理士会長の佐藤辰彦氏(福島市出身)、東京農大名誉教授の小泉武夫氏(小野町出身)、西川氏、県商工労働部長の宮村安治氏、福島民報社編集局長の安斎康史氏が審査した。


 ■式の様子、ユーチューブで発信

 福島民報社は表彰式の模様をユーチューブで初めて生中継し、受賞者の晴れの姿を国内外に発信した。