鳥羽一郎さん聖火掲げる 三重2日目、密集回避

2021/04/08 14:14

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伊賀上野城天守閣前を走る聖火ランナーの鳥羽一郎さん
伊賀上野城天守閣前を走る聖火ランナーの鳥羽一郎さん

 東京五輪聖火リレーは八日、三重県の二日目を迎え、同県出身の歌手鳥羽一郎さん(68)らがトーチを掲げた。

 初日の七日は、都市部を中心に見物客が沿道に殺到したが、この日は山間部がコースに含まれている影響で、多くの地点で密集状態は回避されていた。

 鳥羽さんは、戦国武将藤堂高虎が拠点とした伊賀上野城(伊賀市)を笑顔でスタート。走行後、取材に「天気も良く、さわやかな気分。古里を走れて感無量です」と話した。

 伊賀市は忍者の街としても知られ、同市を拠点にショーを行う「伊賀忍者特殊軍団阿修羅(あしゅら)」で女忍者「くノ一」を演じる渡辺未央さん(33)が力走。「忍者は日本の素晴らしい文化。新型コロナウイルスの感染が落ち着いたら、多くの人に伊賀に来てもらいたいという願いを込めて走りました」

 午後は、ビーチバレーの浅尾美和さん(35)=同県出身=が松阪市で登場。世界遺産の熊野古道も巡る。