アーチェリーパラ代表登場

2021/04/20 15:17

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「モネの庭」を走る聖火ランナー=20日午前、高知県北川村
「モネの庭」を走る聖火ランナー=20日午前、高知県北川村

 東京五輪の聖火リレーは二十日、高知県での二日目が南国市からスタートし、県東部へ向かった。二〇一六年リオデジャネイロ・パラリンピックのアーチェリーで七位入賞し、東京パラ代表にも内定している上山友裕さん(33)らが香美市で登場。北川村では、フランスの画家モネが愛した庭を再現した「モネの庭」をトーチが巡った。

 両脚にまひがある上山さんは車いすで走った。前のランナーから聖火を引き継いだトーチを車いすに取り付け、ゆっくりと車輪を転がしながら進んだ。はにかんだような笑顔を見せ、両手の親指を立てるなどして沿道からの拍手に応えた。走り終えて「楽しかった。パラリンピックでは、金メダルを目指して頑張る」と力強く抱負を述べた。

 香美市では、小学生の頃に女子相撲の全国大会でトップクラスの実績を収めた地元の中学二年生、山下さくら子さん(13)も登場。次の走者と一緒に両脚を少し開き、腰を落とし両手を前に出して、四股を踏んだようなポーズを取った。「相撲が五輪競技になってほしい」と語り、稽古に励む思いを新たにした。

 午後はサーフィンスポットとして知られる東洋町などを経て、高知市でゴールを迎える。