
東京五輪の聖火リレーは十六日、島根県で二日目が行われた。県中央部の大田市から出発し、伝統芸能「広島神楽」を舞う高校二年の織田祐輔さん(16)らが、聖火をつないだ。リレーはその後、出雲大社から出雲市内を巡った。
聖火は午後、十五日に続いて再び隠岐諸島に渡る。点灯開始から三月で百年となった隠岐の島町の西郷岬灯台へ。県東部に戻って宍道湖を経て、松江市にある国宝の松江城近くで、県内のリレーを終える。
大田市を走った織田さんは、広島県に接する飯南町で暮らし、十三歳から神楽団に所属。過疎化と高齢化が進む地元が活性化することを願いながら、トーチを掲げた。