
東京五輪の聖火リレーは二十六日、京都府での二日目を迎えた。初日と同じく、新型コロナウイルスの影響で公道での走行は中止。府立京都スタジアム(サンガスタジアムbyKYOCERA、京都府亀岡市)の中で行われ、一九六四年の東京五輪でも走った奥村忠司さん(77)が二度目のランナーを務めた。
場内に設けられたコースは一周約二百メートルで、一人当たりの距離は約五十メートル。会場は二万人超を収容可能だが、ランナーの家族らを除き無観客で行ったため、広い場内に声援を送る人数は限られた。聖火はこの後、三十府県目の滋賀県に移る。
奥村さんは走り終えた後、取材に「前回は無我夢中だった。今回はお世話になった人や家族への感謝の気持ちを込めて走った」と話した。
当初の計画では、日本三景の天橋立(宮津市)などを巡り、二日目は京都市の岡崎公園にゴールする予定だった。