
東京五輪の聖火リレーは三十日、福井県の二日目を実施した。フェンシング女子エペの東京五輪代表で二児の母でもある佐藤希望選手(34)が地元の越前市を走った。沿道では「東京二〇二〇ママ剣士」と記した横断幕が掲げられ、走行後「幸せな時間だった。もらった応援を力に変えたい」と感激した様子で話した。
佐藤選手は二〇一二年ロンドン、一六年リオデジャネイロ両五輪に出場した。
ドラマや映画のモデルになった福井商業高チアリーダー部のOG山田茉耶さん(27)は池田町で聖火をつなぎ「地元を応援しようと思って参加したが、逆に自分が応援された」と笑顔で話した。
この日は、化石の相次ぐ発見で「恐竜のまち」として知られる勝山市などを経て、福井市でゴールを迎える。