五輪聖火、再び東北に 山形、カヌー元代表ら登場

2021/06/06 13:49

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山形県西川町を走る聖火ランナーの寺本美由希さん=6日午前(代表撮影)
山形県西川町を走る聖火ランナーの寺本美由希さん=6日午前(代表撮影)

 東京五輪聖火リレーは六日、山形県で始まり、三月に福島県を出発した聖火が東北地方に戻った。初日は、修験道の聖地「出羽三山」の一つ、月山の麓にある西川町を出発、カヌー・スプリントでアテネ五輪に出場した寺本(旧姓白田)美由希さん(36)が聖火をつないだ。

 西川町出身の寺本さんは、高校時代に国体優勝経験があり、アテネ五輪では準決勝まで進出した。現在は東京で生活するが「お世話になった地元の人へ感謝の思いを込めて走りたい」とリレーに臨んだ。

 第一走者として、沿道の応援に手を振りながら、軽やかな足取りで走り抜けた。「思った以上に一瞬だった。沿道にいる方々が温かく見守ってくれ、楽しく走れた」と笑顔で話した。