
双葉郡から巣立った五輪選手を応援する「双葉のオリンピック選手を支援する会」は、東京五輪に出場する双葉郡ゆかりの7選手に応援フラッグを贈る。福島県楢葉町の楢葉中の生徒らが16日、フラッグに激励のメッセージを書いた。
東京五輪には、バドミントンの桃田賢斗選手(NTT東日本、富岡高出身)、渡辺勇大選手(日本ユニシス、同)、東野有紗選手(同、同)、サッカー女子の菅沢優衣香選手(三菱重工浦和、同)、平尾知佳選手(新潟、同)、三宅史織選手(INAC神戸、同)、遠藤純選手(日テレ東京V、ふたば未来学園高出身)が出場する。7選手に応援の思いを届けようと企画した。
楢葉中のメッセージ記入には生徒と、かつて町サポートファミリーだった町民合わせて約30人が参加した。参加者はサッカー女子の4選手それぞれにあてたフラッグに励ましの言葉を書いた。
菅沢、平尾、三宅の3選手はかつて楢葉町の寮に住みながら練習に励んでいた。町サポートファミリーとして菅沢選手らの寮生活を支えた自営業小山重勝さん(70)は「ぜひ得点を決めて、メダルを獲得してほしい」とエールを送った。
支える会は7選手を応援する縦1・2メートル、横5メートルの横断幕を計11枚作成した。双葉郡の各町村役場やJRの駅などに掲げている。