【東京パラ 福島県勢勝負の時(下)】柔道女子48キロ級と陸上女子400メートル

2021/08/23 10:53

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3大会連続のパラリンピックで初のメダルを狙う半谷選手(上)=2019年12月、全日本視覚障害者大会
3大会連続のパラリンピックで初のメダルを狙う半谷選手(上)=2019年12月、全日本視覚障害者大会
表彰台を目標に掲げる佐々木選手=3月20日、日本パラ選手権
表彰台を目標に掲げる佐々木選手=3月20日、日本パラ選手権

■柔道女子(視覚障害)48キロ級 半谷 静香選手 33 自分流で粘り強く

 「粘り強く頑張る自分のスタイルで県民を勇気づけたい」。柔道女子(視覚障害)48キロ級の半谷静香選手(33)=トヨタループス、いわき市出身=は3大会連続となる大舞台での活躍を誓う。

 2019年夏、障害が最も重いB1(全盲=視力0・0025未満)になった。視覚障害柔道の階級は体重別で、視力が低いと不利になる。それでも「他の選手より見えなくても勝てると証明する」と闘志は十分だ。

 新型コロナウイルスの影響で活動拠点としていた東京都世田谷区の体育館が閉鎖され、高校や大学への出稽古が禁止されるなど制約が続いた。苦境の中でも強さを追い求め、限られた環境で鍛錬を積んできた。

 前回のリオデジャネイロ大会は三位決定戦で敗れ、表彰台に惜しくも届かなかった。さらに上位を目指すと宣言し、東京大会の舞台までたどり着いた。「恩返しの意味でもメダルを持ち帰る」。古里への思いを胸に、世界の猛者に挑む。

◆柔道・半谷選手の競技日程(東京・日本武道館)

▽8月27日=女子48キロ級予選~準決勝(10時30分~13時30分)、3位決定戦または決勝(16時~18時40分)


■陸上女子400メートル(視覚障害T13) 佐々木真菜選手 23 夢実現「力尽くす」

 陸上女子400メートル(視覚障害T13)の佐々木真菜選手(23)=東邦銀行、福島市出身=は初のパラリンピックでメダル獲得を狙う。「笑顔でスタートラインに立ち、ベストを尽くしたい」と気合を入れている。

 2019年のパラ陸上世界選手権で4位に入賞し、県勢第一号として日本代表に内定した。しかし、新型コロナウイルスの影響で大会は一年延期となった。幼い頃からの目標を失いかけ、落胆した時期もあった。

 国際大会が次々と中止となり、障害のクラス分けを決めるレースに参加できなかった。クラス分けが決まらないと出場が危ぶまれる状況だったが、7月5日に参加でき、正式に代表の資格を手にした。「心配事がなくなった」と一層、集中して練習に取り組んだ。

 100メートルにも出場するが、本命は400メートルだ。家族や同僚の支えがあり、競技が続けられると感じている。「恩返しのレースで、成長した姿を見せたい」と本番を見据えた。

◆陸上・佐々木選手の競技日程(東京・国立競技場)

▽8月31日=女子100メートル(視覚障害T13)予選(10時30分)、同決勝(20時10分)

▽9月2日=女子400メートル(視覚障害T13)予選(21時21分)

▽9月4日=女子400メートル(視覚障害T13)決勝(10時8分)