
学法石川が聖光学院に零封勝ちした。学法石川は前半39分、コーナーキックからFW阿部が頭で押し込み先制。後半42分に途中出場のFW井上が追加点を挙げ、点差を広げた。聖光学院は後半にPKを獲得したが、得点に結び付けられなかった。
▽準々決勝
学法石川 2-0 聖光学院
(1-0)
(1-0)
▽得点者 【学】阿部(前半39分)井上(後半42分)
■3戦連続弾「狙い通り」 FW阿部 悔しさ胸に奮闘
前半39分に先制点を挙げた学法石川のFW阿部吉平(2年)は「ヘディングシュートを練習してきた。狙い通りだった」と振り返った。2次大会は毎試合ゴールを決めており、この日のゴールで3試合連続となった。
昨年の2次大会準々決勝の福島工戦で相手と交錯し右足首を痛めた。続く準決勝と決勝に出場できなかった。全国の舞台には立てたものの、初優勝を決めた決勝に出られなかった悔しさが残った。「結果を出すために練習してきた」と今大会に懸ける思いは誰よりも強い。
中2日で準決勝を迎え、その翌日には決勝が控えている。次戦に向けて少ない日数でコンディションを調整しなければならない。「経験したことのない日程で少し不安」と話し、「どこが相手でも関係なく、自分たちのプレーを貫き通すだけ」と次戦に向けて静かに闘志を燃やした。