福島県内の選挙

現新2人立候補 福島市長選 21日の投票に向け7日間の舌戦スタート

2021/11/14 17:18

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 任期満了に伴う福島市長選は14日、告示された。再選を目指す現職木幡浩氏(61)=無所属=、郡山市の会社経営の新人高橋翔氏(33)=無所属=の2人が立候補し、21日の投票に向けて7日間の舌戦に入った。

 木幡候補は福島市栄町のAXCビル前で、高橋候補は福島市民会館付近でそれぞれ第一声を放ち、選挙戦をスタートした。

 木幡候補は市独自の防災体制の強化や待機児童ゼロの達成など「スピードと実行」を信条に取り組んできた一期目の実績を強調している。新型コロナウイルス感染症対策を最優先課題とし、将来にわたり安心・安全に暮らせるまちづくりや子育てしやすい環境づくり、人口減少問題の解消を公約に掲げている。

 高橋候補は県都の首長選を選択肢のない無投票としないために立候補した。未来を担う若者世代が政治に関心を抱くよう自身が先駆けとなる決意を示し、新型コロナウイルスで疲弊した事業者への支援や、市役所職員が能力を発揮しやすい職場環境の実現、行政サービスの向上などを訴えている。

 投票は21日午前7時から午後8時(茂庭地区は午後6時)まで市内81カ所で行われ、午後9時15分から福島トヨタクラウンアリーナ(市国体記念体育館)で開票される。

 有権者数は13日現在、23万4167人(男11万3028人、女12万1139人)。