秋の福島競馬が閉幕 全国での売り上げ316億円で昨秋上回る

2021/11/22 09:43

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 秋の福島競馬が21日閉幕した。昨年の秋以来1年ぶりに有観客での開催で大勢のファンが詰め掛けた。売り上げは昨年秋を上回る盛況で、年間でも夏、秋の売り上げは昨年を上回った。

 2月の地震の影響でスタンドが損壊し、春は中止、夏は無観客で開催したが、今秋は有観客開催で、事前予約で指定席を購入した人のほか、馬券購入だけの無料での入場もあった。開催6日間の入場者は3万3262人で指定席の有料入場者は1万7192人。福島記念が行われた14日は7921人で今秋最高となった。全国の福島競馬の売り上げは316億7049万6200円で昨年秋(300億8390万7100円)を5・3%上回った。

 今年の福島競馬は全日程を終了。延べ12日間の開催で総売り上げ955億6845万8400円は昨年の夏、秋の売り上げ(916億3189万3600円)を4・3%上回った。

 今秋の福島リーディングジョッキー争いは開幕週に5勝の固め打ちを見せた斎藤新騎手(栗東・安田隆)が最終週に1勝を加えて6勝を挙げ、最終日に2勝した秋山稔樹騎手と並んだが2着数の差で初の首位となった。年間は戸崎圭太騎手(美浦・フリー)が9勝で首位。調教師は秋が2勝で11人が並び2着2回の美浦・栗田徹調教師が首位に、年間も5勝で2人が並び3着数の差で栗田師が首位となった。