福島県相双地方を自転車で巡る 「ふくしまイノベ サイクルロゲイニング大会」に150人 豊かな自然や復興を体感

2021/11/28 09:44

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有
潮風を感じながら笑顔でペダルを漕ぐ参加者=相馬市・県道大洲松川線
潮風を感じながら笑顔でペダルを漕ぐ参加者=相馬市・県道大洲松川線

 福島県相双地方を自転車で巡るイベント「ふくしまイノベ サイクルロゲイニング大会」は27日、福島県相馬市の相馬港駐車場をスタート・ゴールに開かれた。

 福島イノベーション・コースト構想推進機構の主催。福島民報社などの後援。相馬、南相馬、新地、浪江、双葉の5市町を大会エリアとし、自転車で走りながら相双地域の豊かな自然や東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興が進む様子を体感してもらおうと初めて企画した。郡中トラベルが事業運営を受託した。

 「ロゲイニング」は、運営側が設定したチェックポイント(CP)に点数が割り当てられる。参加者は2人以上5人以下のチームを編成し、制限時間内にチェックポイントを多く回って獲得したチームの点数を競い合う。

 「健脚」「のんびり」の2部門に県内外から合わせて約150人が出場した。青空の下、チームごとに地図を見て点数獲得の作戦を立てながら、CP目指して銀輪を走らせた。

 エリア内の復興関連施設や観光名所、飲食店などがCPとなっており、参加者や休憩時に浜通りのおいしい食なども楽しんだ。自転車関連女性ユーチューバー「愛あむ」さんがゲスト参加し、大会を盛り上げた。