福島ユナイテッドFC

【福島U総括2021(下)】J2へ魅力PR必要

2021/12/10 10:06

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 福島Uは6月にJ2クラブライセンスを初めて申請したが、交付は認められなかった。U-18(18歳以下)の活動実績と、スタジアムの設備で基準を満たしていないと指摘された。ライセンス取得は選手らのモチベーションや地域全体の機運高揚につながる。申請期限の来年6月末までに基準クリアを目指す。

 新設したU-18には年内に県外出身6人を含む20人が選手登録する。年明けに始動し、Fリーグの3部(F3)に臨む。

 施設の環境整備も急ぐ。来年2月までに、とうほう・みんなのスタジアム(あづま陸上競技場)内に審判更衣室、ドーピングコントロール室などを設け、J2基準とする。経済界の有志でつくる「福島市にサッカースタジアムをつくる会」が改修工事費など2610万円の寄付を募る。

 グッズやファンクラブの収入は前年より増え、選手が育てた作物などを販売する「農業部」の収益も好調。一方でコロナ禍による経済情勢の悪化を受け、スポンサー料の確保は厳しさを増している。農業部などクラブの魅力を県内外の企業にPRし、支援の輪を広げる必要がある。

 コロナ禍によるイベントの中止なども重なり、現時点で大幅な赤字を見込む。ホーム戦の1試合平均入場者数はJ3最少の877人で、集客面の強化も急務だ。

 東北社会人リーグからのライバル・岩手がJ2昇格、いわきFCがJ3入りを決めた。2023(令和5)年には日本フットボールリーグ(JFL)との入れ替え戦が始まる。新監督で臨む来季は、クラブと地域が一体となった一層の変革が求められる。