大相撲 郷土力士の話題

若元春関(福島県福島市出身)が新入幕 史上12組目の兄弟幕内誕生 大相撲初場所

2021/12/24 18:09

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 日本相撲協会は24日、大相撲初場所(来年1月9日初日・両国国技館)の新番付を発表し、福島市出身の力士「大波3兄弟」の次男若元春関(28)=本名・大波港さん、荒汐部屋=が新入幕を果たした。番付は東前頭15枚目で、東前頭筆頭となった三男若隆景関(27)=本名・大波渥さん、同=と史上12組目の兄弟幕内が誕生した。

 オンラインで記者会見した若元春関は「地元で応援してくれる人のために負けられない。大きい相手に、気持ちで負けて下がらないようにしたい」と幕内での奮闘を誓った。

 3兄弟で最も体格に恵まれ、周囲の期待も大きかった。新入幕まで入門から10年、新十両から3年近くを費やした。地道に力を蓄え、左を差して右上手を引く「左四つ」に磨きを掛けた。

 今年は1月の新型コロナウイルス感染も乗り越えた。昨年11月に入籍した愛妻の存在が大きかった。「体が大きくなったのは嫁さんの料理のおかげ」。ガパオライスがお気に入りだ。夏頃から部屋を出て同居を始め、精神面も安定した。

 1学年下の若隆景関が先に入幕し、三役も経験した。「弟の背中を見てここまで来た。追い抜きたい」と意欲を示した。当面の目標は祖父の若葉山が上り詰めた小結の地位。「ずっと意識している。若隆景も小結まで上がったので頑張る」と高みを見据えた。

 学法福島高出身。2011(平成23)年11月の九州場所で初土俵を踏んだ。2013年7月の名古屋場所、2019年1月の初場所で幕下優勝し、同3月の春場所で新十両に昇進した。西十両筆頭で臨んだ今年の九州場所で、11勝4敗と大きく勝ち越した。

 父の大波政志さん(54)は元幕下若信夫、兄は東幕下17枚目の若隆元(29)=本名・大波渡さん、荒汐部屋=。

 福島県出身の新入幕力士は戦後8人目。平成以降では泉崎村出身の元関脇玉乃島(現放駒親方)、福島市出身の双大竜、若隆景関に続き4人目。