
サッカーJ3の福島ユナイテッドFC(福島U)は25日、元日本代表で、今季はJ2ジュビロ磐田のヘッドコーチを務めた服部年宏氏(48)の監督就任を正式に発表した。
服部氏はクラブを通じて「新しい10年を見据えた新たな挑戦が始まる。確かな方向へ導くための大切な1年で大きな重責を担うが、福島Uのため全てをささげる」とコメント。「福島の活力になるようなチームをつくる。攻守でアクションを起こす、一体感を持ったサッカーを展開したい」と意欲を示した。
静岡県出身。東海大を2年生で中退し、当時J1の磐田に加入。ボランチや最終ラインの一角として黄金期を支えた。1996(平成8)年アトランタ五輪、ワールドカップ(W杯)の1998年フランス大会、2002年日韓大会に日本代表で出場した。
東京V、鳥取、岐阜でプレーし、2013年に現役引退。磐田の強化部長、コーチを務めた。国際Aマッチ44試合出場、2得点。J1、J2合わせて通算566試合出場、20得点。
福島Uは、クラブが目指すサッカースタイルへの適合、選手経験の豊富さ、サポーターの期待感などを条件に、人選を進めてきた。新体制は1月に始動する予定。