大相撲 郷土力士の話題

若隆景関の関脇が濃厚 若元春と共に9勝6敗 「大波三兄弟」の春場所にも期待

2022/01/24 09:39

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 23日に東京・両国国技館で行われた大相撲初場所千秋楽では、福島県福島市出身で荒汐部屋の「大波三兄弟」の三男若隆景関(27)=本名・大波渥さん=が東前頭筆頭で9勝目(6敗)を挙げた。他の力士の成績により、3月の春場所で関脇に昇進する可能性が高まった。東前頭15枚目の次男若元春関(28)=本名・大波港さん=も勝ち、新入幕の場所を9勝6敗の好成績で終えた。

 史上12組目の兄弟幕内で話題となった2人が、白星で15日間を締めくくった。若隆景関は東前頭4枚目の阿武咲(おうのしょう)関(25)と対戦。土俵際に押し込まれたが、右足一本で俵に残り、肩透かしで勝利した。

 祖父若葉山の最高位は小結。来場所で新関脇となれば、県勢では2004(平成16)年初場所の元関脇玉乃島(泉崎村出身、現放駒親方)以来、18年ぶりだ。

 若元春関は西前頭10枚目の天空海(あくあ)関(31)の鋭い立ち合いに後手を踏んだ。だが勢いを止めると左下手をつかみ、右から押しつぶすように寄り倒した。初めて臨んだ幕内の戦いを「終わってみるとあっと言う間。体が動いているから勝てた」と満足そうに振り返った。

 長男若隆元(30)=本名・大波渡さん=は22日の14日目で4勝3敗と勝ち越している。角界初の三兄弟同時幕内へ―。来場所以降の期待が膨らんだ。