
首都圏で福島県水揚げの新鮮な「常磐もの」の料理を届ける「発見!ふくしまお魚まつり」は3日、東京都各地で始まった。
民間事業者などでつくる実行委員会の主催。復興途上の福島県の漁業・水産業関係者を支援しようと企画した。6日まで東京や横浜のビジネス街や商業施設などの人気スポットにキッチンカーが訪れている。いわき市の鮮魚店主らがヒラメやシラウオ、アナゴなど新鮮な常磐ものや県オリジナル品種「天のつぶ」を使った海鮮丼などを販売している。
東京都千代田区の「トーキョートーチパーク」では出発式が行われた。いずれもいわき市で、かに船代表の石井勝さん、大川魚店代表の大川勝正さん、上野台豊商店代表の上野台優さんはイベント開始に当たり、「常磐もののよさを知ってほしい」「新型コロナ禍で苦労している多くの人に喜んでもらえればうれしい」と意気込みを語った。視察で訪れた新妻秀規復興副大臣は「今後もイベントを通して福島の魚のおいしさを広めたい」と話した。